森林浴は癌予防になる話
最近の医学の研究で、森林浴が癌の予防になることが解ってきています。確かに緑の多いところに出掛けると、爽快な気分になりますよね！特に森に出掛けた時に感じる独特ないい香りが、癌の予防に効果的な働きをするそうなんです。そのいい香りの正体は、樹木から発生するフィトンチッドという物質です。フィトンチッドには、消臭効果や殺菌作用、防腐効果など様々な効果があります。特に森の中は、自然の空気清浄器が２４時間働いているようなものなのです。森林浴をすることで、抗がん作用があるナチュラルキラー細胞が活性化します。免疫力向上やストレスホルモンの減少が明らかになっている森林浴は現在、森林セラピーとして注目されています。その他、昔からある桜餅やかしわ餅、笹団子などが葉っぱで包まれているのも、このフィトンチッドの殺菌・防腐効果を利用しているからなんです。さらに、木で作られたまな板、お櫃、ちらし寿司などで使う寿司桶なども、まさにフィトンチッドの効果を活用しています。考えてみると、私たちは日頃から何気ないところで、植物の力に助けてもらっているとも言えるかもしれませんね。